マリアージュ

【刺身マリアージュ第1弾】 海の王様「本マグロ」とワインが出会うとき(広報 浅原有里)

マリアージュ

【刺身マリアージュ第1弾】 海の王様「本マグロ」とワインが出会うとき(広報 浅原有里)

今回私たちフィラディスがマリアージュ探究のテーマに据えたのは、日本の食の象徴ともいえる「本マグロ」です。 鮨店や割烹はもちろん、さまざまなジャンルのお店から食卓まで、その存在感を放つこの魚は、いまや和食文化を超え、世界の“旨味”を語る上で欠かせない食材となりました。 今回の実験では、大トロ・中トロ・赤身という3つの部位それぞれに、どんなワインが合うのか、またどのような相乗効果をもたらすのかを検証しました。 脂の甘みとボリューム感、酸のバランス、ミネラル感と鉄分の響き、余韻の方向性——。 ワインと本マグロ、それぞれの文化が交わる時に見出されるマリアージュとはどのようなものか。その答えを、本レポートでお伝えします。 マグロについて 本実験で使用した本マグロは、すべて国産の養殖個体で冷凍処理されたものを準備し、大トロ・中トロ・赤身それぞれの特性を活かして切り分け、あえてワサビは付けず、醤油のみで味わいました。 養殖由来とはいえ状態が非常によく、瑞々しさがあり、しっとりと滑らかな質感でした。大トロ・中トロ・赤身は、鉄分と脂質のボリュームが反比例する関係です。赤身は鉄分由来の旨味が前

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鮎に恋するワインを求めて(広報 浅原有里)

マリアージュ

鮎に恋するワインを求めて(広報 浅原有里)

香ばしく焼き上げた鮎の塩焼き。 その繊細な旨みと、ほんのりとした苦み、清流を思わせる清らかな香りは、日本の夏を代表する風物詩のひとつです。 鮎は「香魚」とも呼ばれ、若鮎の時期にはスイカやきゅうりのような爽やかな香気を放ち、旬の最盛期には内臓にかすかな苦みを含む独特の味わいを持ちます。 淡白ながらも骨や皮にも旨味が詰まっており、塩だけで丁寧に焼き上げれば素材の風味がダイレクトに立ち上る、日本人を魅了してやまない食材です。 鮎とワインのマリアージュについては、過去にもさまざまな考察が出ていますが、私たちフィラディスでも完璧なペアリングを求めて実験をしてみました! どんな産地/品種のワインがマッチするのか。またワインのどの要素が、鮎の味わいとどう響き合うのかーー。そんな疑問を解き明かしてみたいと思います。 鮎について 今回の実験は2024年7月12日に実施しました。 使用したのは、岐阜県産の養殖鮎。一尾あたり約80〜100gと、若鮎の時期を過ぎて盛夏に向けて成長した、やや大ぶりな個体です。シンプルに塩だけで炭火で焼き上げました。 鮎の塩焼きは、淡白ながら脂の乗った白身の甘味と旨味、肝

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辛味 × 旨味 × ワイン:麻婆豆腐とのマリアージュ考察 (広報 浅原 有里)

マリアージュ

辛味 × 旨味 × ワイン:麻婆豆腐とのマリアージュ考察 (広報 浅原 有里)

「麻婆豆腐とワイン」一見すると異色の組み合わせに思えるかもしれません。しかし、さまざまな食材や料理とのマリアージュ実験を重ねてきたフィラディスだからこそ、麻婆豆腐にもベストマッチする1本を見つけたい!そんな想いで今回のマリアージュ実験は幕を開けました。 麻婆豆腐は四川料理を代表する一皿であり、花椒による痺れる辛さ、唐辛子の鋭い刺激、豆板醤や豆鼓が生み出す奥深い旨味が絶妙に調和しています。とろりとした豆腐と挽き肉の食感、立ち上る香り、口いっぱいに広がる刺激とコク ―― その魅力は一言では語り尽くせません!! 本レポートでは、①日本人に馴染み深い丸美屋の麻婆豆腐の素(中辛)をレシピに忠実に作ったものと、②重慶飯店の本格的な麻婆豆腐の2種類を、48種類ものバリエーション豊かなワインと合わせ検証してみました。 麻婆豆腐という情熱的な料理に、どんなワインが最も美しく寄り添うのか?ぜひ最後までお楽しみください。 麻婆豆腐について ①丸美屋の麻婆豆腐の素(中辛)は甘味・旨味のバランスが良く、しょうがとにんにくは効いていますが、出汁感が強い穏やかな味わいです。基本的にはさらっとしたテクス

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フィラディス ワインリスト研究 第6弾 後編 ~ élevé 松田慧ソムリエ & 株式会社SEA 神沼拓海ソムリエ ~

サービス

フィラディス ワインリスト研究 第6弾 後編 ~ élevé 松田慧ソムリエ & 株式会社SEA 神沼拓海ソムリエ ~

今回のワインコラムプロは、活躍中のソムリエお二人に、同一の料理テーマでワインリストを作成いただき、構成内容や選んだ基準、考え方などをじっくり覗いてみようという人気企画「フィラディスワインリスト研究」の第6弾。今回は後編のペアリング実践編をお届けします。 前編ではお二人のソムリエが選んだワインをご紹介しましたが、今号では実際に食事とワインを合わせた検証会の様子をレポートします。Trattoria Tabule(トラットリア タブレ)さんの中東料理とイタリアンのエッセンスが組み合わされたお料理にはどんなワインが合うのでしょうか。一つ一つのお料理とのペアリングから、総括的なワインの合わせ方を考えていきます。 ご協力:Tra ttoria Tabule様 élevé 松田慧ソムリエ 1988 年生まれ。東京都出身。専門学校卒業後、西麻布のフレンチ「Le Bourguignon」へ入社、11年間勤める。ブルゴーニュワインの美味しさ、奥深さに魅了され、2022年7月に麻布十番にてブルゴーニュ専門のワインバー・レストラン「élevé」を独立開業。 élevé https://eleve-a

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フィラディス ワインリスト研究 第6弾 前編 ~ élevé 松田慧ソムリエ & 株式会社SEA 神沼拓海ソムリエ ~

サービス

フィラディス ワインリスト研究 第6弾 前編 ~ élevé 松田慧ソムリエ & 株式会社SEA 神沼拓海ソムリエ ~

今回のワインコラムプロは、活躍中のソムリエお二人に、同一の料理テーマでワインリストを作成いただき、構成内容や選んだ基準、考え方などをじっくり覗いてみようという人気企画「フィラディスワインリスト研究」の第6弾をお送りします。 ワインリストにはそれぞれのお店の個性が反映されるのはもちろんですが、何よりもワインセレクトを任されるソムリエの感性や哲学がそのまま投影されます。登場いただくお二人のソムリエがどのようにワインリストを作るのか、ぜひご注目ください! ※前編ではソムリエが選んだ仮想ワインリストをご紹介し、後編にて実際に食事とワインを合わせた結果をお届けします。 * https://www.westporttennisclub.com/contact * https://www.ausfitprojects.com.au/testimonials/ 基本条件 お題:中東イタリアンのワインリスト Trattoria Tabule(トラットリア タブレ)様にて実施 https://www.instagram.com/tabule_trattoria/ 中東料理が得意な米

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『Charles Joguet カップ』結果発表!!優勝&フィラディス特別賞に選ばれた、シノンにマリアージュするレシピとは?

コラム

『Charles Joguet カップ』結果発表!!優勝&フィラディス特別賞に選ばれた、シノンにマリアージュするレシピとは?

今回のコラムプロでは、今夏に実施したレシピコンテスト『Charles Joguet カップ』の結果発表をお届けします! 本コンテストは、世界屈指のカベルネ・フランを生み出すワイン産地、ロワール地方シノンで神様と称されるシャルル・ジョゲの「シノン・シレーヌ」にマリアージュするお料理をテーマに開催し、多くの創造力豊かなレシピが集まりました。厳正なる審査を経て、見事なペアリングを披露した優秀作品が決定いたしましたので、講評とともにご紹介します。 👑 優勝 👑 大和芋とベーコンのオーブン焼き、トリュフと山椒の香り製作者:ヒメさん 様 ■マリアージュのポイント 素朴になりがちな大和芋をオーブンで焼き目を付けて明るいテイストにする事で繊細なシノンに合わせてみました。また、隠し味の山椒とトリュフソルトがより複雑なシノンに寄り添います。 * https://www.westporttennisclub.com/contact * https://www.ausfitprojects.com.au/testimonials/ ■材料・大和芋 60g ・ベーコンみじん切り 30g

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鰻の白焼と蒲焼に合うワインとは?(広報 浅原有里)

マリアージュ

鰻の白焼と蒲焼に合うワインとは?(広報 浅原有里)

今年も猛暑になるだろうとの予想が発表されていますが、夏バテ防止に食べたくなるのが鰻ですよね。今年は「土用の丑の日」が7月24日(一の丑)、8月5日(二の丑)と2回あり、注目度が更に増すかもしれません。 皆さまは、そんな鰻に合わせるワインというと何が思い浮かぶでしょうか? 今回のマリアージュ実験では、横浜・関内にある「うなぎと炭焼 久松」様の協力の元、天然と養殖の2種類の鰻をご用意いただき、白焼と蒲焼という異なる焼き方で調理いただいたものを、27種類のワインと合わせて検証してみました。 鰻について 天然鰻は琵琶湖産、養殖鰻は浜名湖産をご用意いただきました。 どちらも身が厚く旨味が豊富で味わいも強かったのですが、比べてみると、天然は筋肉質で噛み応えがあり脂はそれほど多くないさっぱりとした味わいでした。養殖は天然に比べると脂があってどっしりしていますが、癖は強くなく柔らかで繊細だと感じました。 尚、白焼にはわさびを、蒲焼には山椒を、ほのかに香る程度に少し付けて食べています。 マリアージュの判断方法 「ボリューム」「テクスチャー」「フレーバー」「五味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)

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京都で親しまれる冬の風物詩『京漬物』と ワインの相性とは?(広報 浅原 有里)

マリアージュ

京都で親しまれる冬の風物詩『京漬物』と ワインの相性とは?(広報 浅原 有里)

2024年初のマリアージュ実験のテーマは、まさに今が旬である京都を代表するお漬物「千枚漬」と「すぐき」、そして京風味の「奈良漬」です。 お漬物とひとくくりにされていますが、味わいはそれぞれ大きく異なります。日本酒やお茶との相性の良さは皆さまもご存知だと思いますが、果たしてワインにはマリアージュするのか?合うのであれば、どんなワインが良いのでしょうか? 今回は京都・錦小路に3つのお店を構え、全国にも直営店や販売店を持つ株式会社桝悟(ますご)様にご協力いただき、徹底的に検証してみました! 京漬物について 京漬物とは、可能な限り京都府産の野菜を使用し、京都で伝統的な製法により作られたお漬物のこと。野菜本来の持ち味を活かし、塩分控えめで作られており、千枚漬・すぐき・しば漬が三大漬物と称されます。今回は千枚漬とすぐきに加え、京風味に作られた奈良漬という三者三様の味わいのお漬物で実験を行いました。 千枚漬 京野菜のひとつである聖護院かぶらを利尻昆布とともに漬け込んだ冬の京漬物の代表です。ひと樽に漬け込むかぶらが千枚になるほど薄く削ったことから「千枚漬」と名付けられたと伝えられています

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フィラディス ワインリスト研究 第5弾 後編 ~ O2 大竹智也ソムリエ & L’AS 光武聡ソムリエ ~

サービス

フィラディス ワインリスト研究 第5弾 後編 ~ O2 大竹智也ソムリエ & L’AS 光武聡ソムリエ ~

現在活躍中のソムリエお二人に、同一の料理テーマでワインリストを作成いただき、構成内容や選んだ基準、考え方などをじっくり覗いてみようという人気企画「フィラディスワインリスト研究」の第5弾。今回は後編のペアリング実践編をお届けします。 前編ではお二人のソムリエが選んだワインをご紹介しましたが、今号では実際に食事とワインを合わせた検証会の様子をレポートします。タイ料理の定番メニューとの相性はもちろんですが、お料理に合わせたワイン提案に定評があるお二人が、どのようにペアリングを考えているのかといったソムリエのお仕事の裏側までお話を伺ってまいりました。 ご協力:mango tree tokyo 様 大竹智也さん O2 ソムリエ 1993年生まれ、練馬区出身。調理師専門学校卒業後、神楽坂のイタリア郷土料理店で5年勤務。フランスにてバックパッカーの経験を経て、帰国後にO2のソムリエに就任。大津シェフの個性あふれるメニューに合わせてワインをセレクトしている。 O2 https://o2otsu.wixsite.com/o2info 光武聡さん L’AS シェフソムリエ 1986年

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【フィラディス ワインリスト研究 第5弾 前編 】~ O2 大竹智也ソムリエ & L`AS 光武聡ソムリエ ~

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【フィラディス ワインリスト研究 第5弾 前編 】~ O2 大竹智也ソムリエ & L`AS 光武聡ソムリエ ~

今回のワインコラムプロは、現在活躍中のソムリエお二人に、同一の料理テーマでワインリストを作成いただき、構成内容や選んだ基準、考え方などをじっくり覗いてみようという人気企画「フィラディスワインリスト研究」の第5弾をお送りします。 ワインリストにはそれぞれのお店の個性が反映されるのはもちろんですが、何よりもワインセレクトを任されるソムリエの感性や哲学がそのまま投影されます。登場いただくお二人のソムリエがどのようにワインリストを作るのか、ぜひご注目ください! ※前編ではソムリエが選んだ仮想ワインリストをご紹介し、後編にて実際に食事とワインを合わせた結果をお届けします。 大竹智也さん O2 ソムリエ 1993年生まれ、練馬区出身。調理師専門学校卒業後、神楽坂のイタリア郷土料理店で5年勤務。フランスにてバックパッカーの経験を経て、帰国後にO2のソムリエに就任。大津シェフの個性あふれるメニューに合わせてワインをセレクトしている。 O2 https://o2otsu.wixsite.com/o2info 光武聡さん L’AS シェフソムリエ 1986年生まれ、東京都出身。代官山

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みんな大好き♡餃子に合うワインを大決定!(広報 浅原 有里)

マリアージュ

みんな大好き♡餃子に合うワインを大決定!(広報 浅原 有里)

とうとうこの料理を取り上げる時がやってまいりました!そう、日本人を魅了してやまない焼き餃子が今回のマリアージュ実験のテーマです。 最近では餃子&ワインの専門店があったりと、餃子のお供としてビールではなくワインを楽しむ方も増えてきています。その手軽な美味しさとは裏腹に、複雑な要素を持つ餃子に合うのはどんなワインなのか?55種類のワインを用意し、徹底的に検証してみました。 餃子について 餃子は餡やつけダレによって様々に味わいを変える料理です。ワインとの相性も、具材や味付けなど一つ一つの要素によって変わってしまいます。そこで、どなたにもイメージしていただきやすい王道の味わいの餃子として、日本一の売上を誇る味の素の「冷凍ギョーザ」で実験を行いました。 肉と野菜がバランスよく配合され、油の量も決まっているため(油を引かずにフライパンに並べて焼くだけの調理法)、再現もしていただきやすいと思います。 つけダレは醤油とお酢を半々で準備し、多く付けすぎないように注意しました。 ワインについて ワインは、シャンパーニュも含む白のスパークリング12種類、白ワイン20種類、ロゼワイン2種類、

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高級中華の定番『フカヒレの姿煮』にマリアージュするワインを徹底検証!(広報 浅原有里)

マリアージュ

高級中華の定番『フカヒレの姿煮』にマリアージュするワインを徹底検証!(広報 浅原有里)

2023年初めてのマリアージュ実験は、新年に相応しい高級中華の定番「フカヒレの姿煮」がテーマです。 コクのある王道の味わいのフカヒレの姿煮にはどんなワインが合うのか? 紹興酒以上のペアリングは見つかるのか? フカヒレと中華食材の専門卸会社である株式会社中華・高橋様のご協力のもと、約30種類のワインからマリアージュするものを探してみました。 フカヒレについて フカヒレとは、皆さんご存じの通り「鮫のヒレ」のことで、どの種類の鮫でも、ヒレはフカヒレと呼ばれます。日本は世界有数のフカヒレ生産国であり、宮城・気仙沼が最も有名で、ヨシキリザメ、モウカザメ、アオザメの順に多く生産されています。 今回の実験では、中華・高橋様にモウカザメの尾ビレの姿煮(「てまなしモウカ排翅」)とオリジナルのフカヒレ煮込み専用スープ「すぐうま紅焼(ホンシャオ)ソース」をご用意いただきました。 モウカザメの尾ビレの特徴は、厚みとボリューム(1枚約300g)があり、1本1本の繊維質が細く口当たりが柔らかいこと、またゼラチン質の量も多めです。ただ、フカヒレ自体には味わいがないため、オイスターソースを効かせた王道

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