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世界有数のシャンパン消費国としてのイタリア (営業 西崎 隆太)

産地訪問

世界有数のシャンパン消費国としてのイタリア (営業 西崎 隆太)

7月5日付けの日本経済新聞で、世界のスパークリング・ワイン市場でイタリア産のプロセッコがシャンパーニュを超えて1位になったと報じられていました。それほど世界的に人気が高まりつつあるイタリアの代表的なスパークリング・ワインですが、3月のイタリア出張(ヴィニタリー訪問のため)の際に食事をしたリストランテで意外な出来事に遭遇しました。 まず種類豊富なシャンパンのリストに圧倒されました。大手メゾンだけでなくレコルタン・マニピュランの生産者にも注目している事が伺えるラインナップ。またシャンパンだけではなくブルゴーニュワインの取り扱いも非常に多く、著名生産者はほぼ全てと言ってよいほどイタリアワインと同様に豊富に揃えてありました。 この要因として、イタリアワインで補う事が出来ないカテゴリーがシャンパンとブルゴーニュであることが考えられます(ボルドーの位置づけとしてはトスカーナがあります)。特にシャンパンについてはイタリアでの需要の高さが際立っており、上述のリストランテだけではなく、しっかりとしたワインリストを持っているようなリストランテには豊富に取り揃えられていました。 イタリア人は元々“泡モ

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若手ソムリエ応援プロジェクト『ワインサービスにおける温度の利用方法』 セミナー (講師: 大越 基裕氏)

サービス

若手ソムリエ応援プロジェクト『ワインサービスにおける温度の利用方法』 セミナー (講師: 大越 基裕氏)

フィラディスでは、創立10周年を機に“若手ソムリエ応援プロジェクト”をスタートし、若手ソムリエの方々の育成に寄与する各種セミナーを開催しております。今回は、過去に実施したセミナーの中でも特に好評をいただいた「ワインサービスにおける温度の利用方法」の内容をご紹介いたします。 講師および本セミナーの監修は、元銀座レカンシェフソムリエでワインテイスターとして活躍中の大越基裕氏です。 ワインを楽しむ上で、温度はとても重要です。もしかすると、グラス以上に大切だと言えるかもしれません。 しかし現状は、シャンパンや白ワインをワインクーラーに入れっぱなし、赤ワインやグラスワインを店内に出しっぱなしというお店も多いのではないでしょうか。もちろんお店のつくりやオペ レーションの関係で、温度管理が難しいこともあると思います。特にグラスワインは温度管理が行き届かない場合も多いでしょう。しかし、美味しいワインをより美味しく召し上がっていただく ために、温度は絶対に利用した方がいい要素です。 【ワインの温度と味わい】 ワインの理想的な温度と言っても、一つ一つのワインに適温があり、果実味や酸味などの個性によ

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フィラディス実験シリーズ第3弾  『熟成肉にマリアージュするワインとは?!』 (営業 吉田 淳)

マリアージュ

フィラディス実験シリーズ第3弾 『熟成肉にマリアージュするワインとは?!』 (営業 吉田 淳)

2012年10月号のニュースレターでは、『“ステーキに赤ワイン”・・・・その赤ワインって なに??』と題して、肉の産地や部位ごとにマリアージュする赤ワインを探る実験結果を レポートし、たくさんの反響をいただきました。 そこで、今回は更に発展させて、肉が熟成したら合わせるワインはどう違ってくるのか? 巷でブームになっている熟成肉をテーマに、社を挙げて実験してみました!! 【熟成肉とは? 】 皆さん、そもそも熟成肉とはどのようなものか、詳しくご存じでしょうか?先ずは肉を熟成させる方法やその効果について簡単に説明します。 熟成肉(エイジングビーフ)とは、アメリカなど欧米を中心に発展した伝統的な処理方法で熟成させた肉のことです。欧米では水分が多い赤身肉が主流。これをいかに柔らかく、おいしくするかというのが出発点になっています。和牛のようにサシ(=脂)の多い肉だと酸化してしまうため、熟成には向きません。 ● 熟成方法 大きく分けて「ドライエイジング」と「ウェットエイジング」の2種類があります。 <ドライエイジング> 欧米で一般的に行われる手法です。骨付きの大きな部位のまま、温度1℃

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スペイン出張報告 ~スペインでカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを探す (営業 戸谷 良子)

産地訪問

スペイン出張報告 ~スペインでカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを探す (営業 戸谷 良子)

皆さんこんにちは。スペイン担当の戸谷です。 3月31日から4月3日まで、スペイン・バルセロナで隔年開催されている展示会Alimentariaに行ってきました。今回の目的は、スペインワインの魅力をより多くの方に知っていただくために、まずは手に取っていただきやすい美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを探すことでした。 【スペインワインの魅力を知ってもらうために 】 スペインワインの魅力を簡潔に挙げるとすると、①リーズナブルなのにクオリティーが非常に高いことと、②多種多様な品種が存在する面白さだと思います。 近年、スペイン 料理店や気軽なバルが増えたことに加え、小売店でのスペインワインの取り扱いも格段に増えてきており、その存在は昔よりも身近になっていると感じます。しかし、まだまだ一般消費者に浸透しているとは言えません。また、スペインワインをよく飲まれるお客様でも、未体験の品種には手を出さない方が多いのではないでしょうか。実際、来店されたお客様に、優れた土着品種の個性の豊かさや味わい深さを知ってほしい!とお勧めしても、結局馴染み深いブドウ品種が選ばれてしまうというお声をよく伺いま

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ブルゴーニュ出張報告 ~若手の躍進と、見直すべき一級畑の魅力 (営業 曽束 仁寿)

産地訪問

ブルゴーニュ出張報告 ~若手の躍進と、見直すべき一級畑の魅力 (営業 曽束 仁寿)

3月の中旬に、2年に一度開催されるブルゴーニュ・ワインの大試飲会「Grands Jours de Bourgogne 2014」に参加してきました。この試飲会は、北はシャブリから南はコート・シャロネーズまでをカバーする大規模な試飲会で、アペラシオン毎に試飲会場が集約され、直接生産者がブースに立つ大変魅力的な試飲会です。 2012年ヴィンテージと天候への不安 今回試飲したヴィンテージは、2012年となります。一言で表すと赤・白ともに凝縮感のある優良なヴィンテージでした。ワイン評論家のティム・アトキンMWは、12年が99年、05年、09年、10年のような優れたヴィンテージに含まれることを確信しています。 しかし、12年が生産者が楽観視できるほどに気象条件に恵まれていたのかというと必ずしもそうではありません。まず2月は非常に寒く、霜害が起き、3月に一度暖かな天候が続いた後に、4月に入るとまた気温が下がり、5月まで霜害の影響が続いたこと。4月からは断続的に雨が降り、7月末までの内6週は例年より50%多く雨が降りました。この開花期での霜害は結実不良を引き起こし、例年以上の大雨は大量のカビ病

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理想のプロヴァンスを求めて (営業 池松 絢子)

産地訪問

理想のプロヴァンスを求めて (営業 池松 絢子)

2年に1度開かれるローヌ、プロヴァンス、ラングドック、ルーションなど南仏のワインが一堂に集まる展示会“Vinisud”への参加する為、2月の末にフランス随一の学園都市モンペリエに行ってきました。出展者が1,200を超える想像以上に大きな展示会で、世界中から多くのバイヤーが集まっており、南仏ワインへの需要の高さを感じることができました。 今回私たちが探して来たのは、プロヴァンスです! 他の産地には目もくれず、3日間徹底的にプロヴァンスの試飲を行いました。プロヴァンスは生産量の約8割をロゼが占める珍しい産地です。人生で初めてたくさんのロゼワインを飲み比べる貴重な経験ができ、すっかりロゼワイン好きになって帰ってきました。白や赤も合わせて、恥ずかしながらバンドールやパレット以外はひとまとめでプロヴァンスとしか認識していなかった私が、おおまかではありますがエリアごとの特徴を勉強できましたので、皆様にお伝えできればと思います。 下が、プロヴァンスの全体図になります。プロヴァンス内のAOCは下記のように細かく分かれています。 <グランクリュクラス> Cassis、Bandol、Palette

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イタリア最新情報 ~待ち遠しいグレイト・ヴィンテージの初入荷とアドベンチャーの始まり (営業 青山 マルコ)

産地訪問

イタリア最新情報 ~待ち遠しいグレイト・ヴィンテージの初入荷とアドベンチャーの始まり (営業 青山 マルコ)

2 月下旬、ブルネッロ新ヴィンテージのお披露目試飲会であるBenvenuto Brunelloに参加し、また合わせてピエモンテを訪問して来ました。そこで入手した最新情報をお届けしたいと思います。 バローロ まず、今年日本に入荷予定のバローロ 2010 ヴィンテージですが、2001 年、2004 年に匹敵するグレイト・ヴィンテージだということは間違いないようです。収穫時期が比較的遅かった2010年ですが、その時期に雨や気温の急激な低下もなく、また霧や雹に見舞われることもなく、ブドウは極めて順調にゆっくりと熟すことが出来ました。これは他の品種よりも成熟の遅いネッビオーロにとっては理想的な環境で、種までゆっくりと熟していったのです。また天候の大きなダメージを受けなかったこの年は、いわゆる“手間のかからないヴィンテージ”だったとも云われ、畑には種まで良く熟した健全なブドウがたくさん残ったことになります。そうなるともちろんワインの出来は??? タニックで酸が強いクラシカルなヴィンテージとは違って、リリース直後からタンニンが丸く、色あいは濃く、酸も穏やかなバランスの良いワインに仕上がっていま

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ヴァン・ジョーヌ、サヴニエールの真価に触れ、思うこと  (営業 古川 康子)

産地訪問

ヴァン・ジョーヌ、サヴニエールの真価に触れ、思うこと (営業 古川 康子)

みなさんは普段レストランで、どんなワインをどのようにお料理に合わせられますか?多くのフレンチレストランのワインリストは、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュの3大地方が大部分を占めており、他の地方があっても、どうせボトルを頼むなら、ブルゴ-ニュのシャルドネ、ボルドーもしくはブルゴーニュの赤といったところでしょうか。 2月初旬、ジュラとロワールに行ってきました。そこで出逢えたワインについては、いずれ皆様にご案内できる日が来ると思いますが、今回はその土地で経験できたことについて、少しお話します。 感動のマリアージュ、ヴァン・ジョーヌ ジュラといえば、もちろんヴァン・ジョーヌ。 サヴァニャン種を樽に入れ6年以上の間、補酒されることなく熟成されたものだけが名乗ることの出来る黄金色のワインです。この熟成過程でワインは樽の中で目減りしますが、ワインの表面に酵母の膜が出来ることによって急な酸化から守られ、独特の風味をもったワインが生まれます。その魅力にはまり、レストランで使っていらっしゃるソムリエさんもごく一部いらっしゃいますが、せいぜい1度か2度飲んだことがあったかな?という方がワイン好き

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イタリア出張報告 ~メラーノ・ワイン・フェスティバルとドメニコ・クレリコ訪問 (営業 青山 マルコ)

産地訪問

イタリア出張報告 ~メラーノ・ワイン・フェスティバルとドメニコ・クレリコ訪問 (営業 青山 マルコ)

毎年4月にヴェローナで開催されるイタリア最大のワインの展示会、ヴィニタリーまで2ヶ月余りとなりました。それに先駆け、今回はヴィニタリーに次ぐイタリア有数の展示会のひとつ、メラーノ・ワイン・フェスティバルを訪問したことについてお話ししたいと思います。 メラーノ・ワイン・フェスティバルとは メラーノ・ワイン・フェスティバルは、1992年から毎年11月に開催されている歴史ある展示会ですが、実は今まで足を運んだことはありませんでした。その理由のひとつが、開催地のロケーションにあります。イタリア最北部の州のひとつであるトレンティーノ・アルト・アディジェ州の中でも更に北、オーストリアとの国境がすぐそこに迫るメラーノという小さな町に会場が設けられるのです。 この展示会はイタリアの他の都市から非常にアクセスしにくい場所で開催されるにも関わらず、イタリア全土の著名生産者と優れたワインが集まることで有名です。その秘密は出品ワインの選定方法にあります。ヴィニタリーなど通常の展示会ではスペースさえあれば出展希望の生産者全員が参加することができ、生産者はどのワインでも自由に展示することができます。 しか

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ブルゴーニュ出張報告 オスピス・ド・ボーヌ&ブルゴーニュ2012ヴィンテージ (営業 池田 賢二)

産地訪問

ブルゴーニュ出張報告 オスピス・ド・ボーヌ&ブルゴーニュ2012ヴィンテージ (営業 池田 賢二)

11 月第 3 週、今年で第 153 回目となるオスピス・ド・ボーヌに参加してきました。 オスピス・ド・ボーヌは、11 月第 3 日曜日に世界各国のバイヤーや観光客などが、小さなボーヌ市内に集結する一大イベントです。このチャリティーオークションは、2005 年から世界的なオークションハウスであるクリスティーズが運営を任されるようになり、一般顧客も参加できるようにするなど積極的なプロモーションによって、今まで以上に世界各国からの注目が高まっています。実際、オークション前日に開かれたテイスティング会場には、多くの中国・アジア系のバイヤーも参加していました。 オスピス・ド・ボーヌ 最新情報 今回のオークション対象となる 2013 年ヴィンテージは、天候に恵まれず、Volnay, Pommard周辺を襲った雹害の影響もあって、生産量が大きく減少。出品数は 443 樽(少なかった昨年でも 518 樽)と、過去30 年で最も少ないヴィンテージとなりました。 オークションは好調で、過去最高の総売上金額 630 万ユーロにも達し、

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第1回若手ソムリエ応援プロジェクト 『マリアージュ理論セミナー』の講義内容を公開します!

ワイン解説

第1回若手ソムリエ応援プロジェクト 『マリアージュ理論セミナー』の講義内容を公開します!

今回のニュースレターでは、フィラディスが設立 10周年を機に今年度よりスタートしました“若手ソムリエ応援プロジェクト”の第1回目の内容を、ご参加頂けなかった方々にもお伝えしたいと思います。第1回では、元銀座レカンシェフソムリエ大越基裕氏を講師に迎え、マリアージュセミナーを開催しました。感性や地方性だけに頼らない理論的なマリアージュの考え方を解 説した内容は、ご参加頂いた方々から高いご評価を頂きました。 マリアージュを考えるにあたって、まず“味わい”というものをきちんと理解しなければなりません。 味わいとは? 五味(酸味・甘味・塩味・苦味・旨味)、刺激(渋味・辛味)、フレーバー 味わいとは、酸味、甘味、塩味、苦味、旨味の五味で構成されています。 舌の上にこれらを理解する受容体があって、きちんとそれを味として認識することが出来るのが五味です。旨味に関しては、2000年に初めて受容体があることが世界的に認められました。それ以外に味わいには、刺激があります。渋味と辛味はよく五味の一種に間違われますがこの二つは味というよりは刺激です。ワインのタンニン、渋味は刺激になります。舌が渋味と

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ローヌ出張報告 ~Cote Rotieについて (営業 池松 絢子)

産地訪問

ローヌ出張報告 ~Cote Rotieについて (営業 池松 絢子)

9月の始め、まだ夏のバカンスの余韻を残す南仏マルセイユ空港から一路北へ向かい、ローヌへ出張に行ってきました。 目的はCote Rotieです。フィラディスとして、今後どのようなCote Rotieを皆様にご紹介するのがいちばんお役に立つのかを、明確にするために訪問してきました。 Rotieはフランス語で“焼けた”ということを意味し、その名前の影響もあってか、Cote Rotieはパワフルなワインだと思われがちです。また、品種がシラーということもそこに拍車を掛けているのかもしれません。ですが実態は北ローヌでも最北に位置するCote Rotieは究極にエレガントなワインです。世界トップのエレガント・シラーだと思います。その魅力は、決して濃さや強さではありませんでした。訪問して見えてきたCote Rotieの味わいを左右するふたつの大きな柱である“土壌”と“生産者のスタイル”について、ご報告したいと思います。 Cote Rotieの風景 決して大きくはないAmpuisの町から、堂々とゆったり流れるローヌ河の反対方向を見ると、南東向きに切り立った丘がそびえています。下から見上げるそれは丘

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