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ヴァン・ジョーヌ、サヴニエールの真価に触れ、思うこと  (営業 古川 康子)

産地訪問

ヴァン・ジョーヌ、サヴニエールの真価に触れ、思うこと (営業 古川 康子)

みなさんは普段レストランで、どんなワインをどのようにお料理に合わせられますか?多くのフレンチレストランのワインリストは、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュの3大地方が大部分を占めており、他の地方があっても、どうせボトルを頼むなら、ブルゴ-ニュのシャルドネ、ボルドーもしくはブルゴーニュの赤といったところでしょうか。 2月初旬、ジュラとロワールに行ってきました。そこで出逢えたワインについては、いずれ皆様にご案内できる日が来ると思いますが、今回はその土地で経験できたことについて、少しお話します。 感動のマリアージュ、ヴァン・ジョーヌ ジュラといえば、もちろんヴァン・ジョーヌ。 サヴァニャン種を樽に入れ6年以上の間、補酒されることなく熟成されたものだけが名乗ることの出来る黄金色のワインです。この熟成過程でワインは樽の中で目減りしますが、ワインの表面に酵母の膜が出来ることによって急な酸化から守られ、独特の風味をもったワインが生まれます。その魅力にはまり、レストランで使っていらっしゃるソムリエさんもごく一部いらっしゃいますが、せいぜい1度か2度飲んだことがあったかな?という方がワイン好き

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イタリア出張報告 ~メラーノ・ワイン・フェスティバルとドメニコ・クレリコ訪問 (営業 青山 マルコ)

産地訪問

イタリア出張報告 ~メラーノ・ワイン・フェスティバルとドメニコ・クレリコ訪問 (営業 青山 マルコ)

毎年4月にヴェローナで開催されるイタリア最大のワインの展示会、ヴィニタリーまで2ヶ月余りとなりました。それに先駆け、今回はヴィニタリーに次ぐイタリア有数の展示会のひとつ、メラーノ・ワイン・フェスティバルを訪問したことについてお話ししたいと思います。 メラーノ・ワイン・フェスティバルとは メラーノ・ワイン・フェスティバルは、1992年から毎年11月に開催されている歴史ある展示会ですが、実は今まで足を運んだことはありませんでした。その理由のひとつが、開催地のロケーションにあります。イタリア最北部の州のひとつであるトレンティーノ・アルト・アディジェ州の中でも更に北、オーストリアとの国境がすぐそこに迫るメラーノという小さな町に会場が設けられるのです。 この展示会はイタリアの他の都市から非常にアクセスしにくい場所で開催されるにも関わらず、イタリア全土の著名生産者と優れたワインが集まることで有名です。その秘密は出品ワインの選定方法にあります。ヴィニタリーなど通常の展示会ではスペースさえあれば出展希望の生産者全員が参加することができ、生産者はどのワインでも自由に展示することができます。 しか

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ブルゴーニュ出張報告 オスピス・ド・ボーヌ&ブルゴーニュ2012ヴィンテージ (営業 池田 賢二)

産地訪問

ブルゴーニュ出張報告 オスピス・ド・ボーヌ&ブルゴーニュ2012ヴィンテージ (営業 池田 賢二)

11 月第 3 週、今年で第 153 回目となるオスピス・ド・ボーヌに参加してきました。 オスピス・ド・ボーヌは、11 月第 3 日曜日に世界各国のバイヤーや観光客などが、小さなボーヌ市内に集結する一大イベントです。このチャリティーオークションは、2005 年から世界的なオークションハウスであるクリスティーズが運営を任されるようになり、一般顧客も参加できるようにするなど積極的なプロモーションによって、今まで以上に世界各国からの注目が高まっています。実際、オークション前日に開かれたテイスティング会場には、多くの中国・アジア系のバイヤーも参加していました。 オスピス・ド・ボーヌ 最新情報 今回のオークション対象となる 2013 年ヴィンテージは、天候に恵まれず、Volnay, Pommard周辺を襲った雹害の影響もあって、生産量が大きく減少。出品数は 443 樽(少なかった昨年でも 518 樽)と、過去30 年で最も少ないヴィンテージとなりました。 オークションは好調で、過去最高の総売上金額 630 万ユーロにも達し、

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第1回若手ソムリエ応援プロジェクト 『マリアージュ理論セミナー』の講義内容を公開します!

ワイン解説

第1回若手ソムリエ応援プロジェクト 『マリアージュ理論セミナー』の講義内容を公開します!

今回のニュースレターでは、フィラディスが設立 10周年を機に今年度よりスタートしました“若手ソムリエ応援プロジェクト”の第1回目の内容を、ご参加頂けなかった方々にもお伝えしたいと思います。第1回では、元銀座レカンシェフソムリエ大越基裕氏を講師に迎え、マリアージュセミナーを開催しました。感性や地方性だけに頼らない理論的なマリアージュの考え方を解 説した内容は、ご参加頂いた方々から高いご評価を頂きました。 マリアージュを考えるにあたって、まず“味わい”というものをきちんと理解しなければなりません。 味わいとは? 五味(酸味・甘味・塩味・苦味・旨味)、刺激(渋味・辛味)、フレーバー 味わいとは、酸味、甘味、塩味、苦味、旨味の五味で構成されています。 舌の上にこれらを理解する受容体があって、きちんとそれを味として認識することが出来るのが五味です。旨味に関しては、2000年に初めて受容体があることが世界的に認められました。それ以外に味わいには、刺激があります。渋味と辛味はよく五味の一種に間違われますがこの二つは味というよりは刺激です。ワインのタンニン、渋味は刺激になります。舌が渋味と

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ローヌ出張報告 ~Cote Rotieについて (営業 池松 絢子)

産地訪問

ローヌ出張報告 ~Cote Rotieについて (営業 池松 絢子)

9月の始め、まだ夏のバカンスの余韻を残す南仏マルセイユ空港から一路北へ向かい、ローヌへ出張に行ってきました。 目的はCote Rotieです。フィラディスとして、今後どのようなCote Rotieを皆様にご紹介するのがいちばんお役に立つのかを、明確にするために訪問してきました。 Rotieはフランス語で“焼けた”ということを意味し、その名前の影響もあってか、Cote Rotieはパワフルなワインだと思われがちです。また、品種がシラーということもそこに拍車を掛けているのかもしれません。ですが実態は北ローヌでも最北に位置するCote Rotieは究極にエレガントなワインです。世界トップのエレガント・シラーだと思います。その魅力は、決して濃さや強さではありませんでした。訪問して見えてきたCote Rotieの味わいを左右するふたつの大きな柱である“土壌”と“生産者のスタイル”について、ご報告したいと思います。 Cote Rotieの風景 決して大きくはないAmpuisの町から、堂々とゆったり流れるローヌ河の反対方向を見ると、南東向きに切り立った丘がそびえています。下から見上げるそれは丘

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Chateauneuf du Papeの頂点 Saint Prefert訪問 (営業 池松 絢子)

産地訪問

Chateauneuf du Papeの頂点 Saint Prefert訪問 (営業 池松 絢子)

駆け足ではありましたが、Cote Rotieへ北上する前に、Chateauneuf du Papeを訪問しました。目的はフィラディスが誇るトップ生産者Saint Prefertです!師匠アンリ・ボノ―と肩を並べ、いまやChateauneuf du Pape屈指のドメーヌとなっています。 ドメーヌはChateauneuf du Papeの南部Le Serraというリューディの近くに位置します。7年程前に訪問した際には、まだ自宅の敷地にちょっとした醸造施設があるという印象だったのですが、今回の訪問で驚きました。ドメーヌ全体が新築されて、すっかりきれいになり、従業員の姿も数名ありました。醸造施設も改良され、畑も徐々に拡大して現在は 26haにまで増えており、ドメーヌの順調さが垣間見えました。 訪問は収穫の直前でした。もう畑でやるべきことはやりきって、後はタイミングを見極めるだけ…といった緊張感と穏やかさが共存する雰囲気の中で、当主イザベルは私たちを迎えてくれました。写真は収穫一週間前のルーサンヌです。 “ルー”は紫という意味。果皮がやや紫がかっているのがおわかり頂けますでしょうか。こちら

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シャンパーニュ出張報告 ~シャンパン消費国それぞれのお国柄 (営業 田中 琴音)

産地訪問

シャンパーニュ出張報告 ~シャンパン消費国それぞれのお国柄 (営業 田中 琴音)

7月のシャンパーニュ出張の際、“Les Expeditions de Vins de Champagne en 2012”というシャンパーニュの出荷に関する様々なデータが記載されている興味深い資料を入手しました。シャンパーニュ委員会が生産者向けに発行している資料で、国別の輸出量とそのランキングだけでなく、いろいろな角度からシャンパーニュの輸出数量をデータ化しており、実際の数値から世界のシャンパーニュ市場の動向を見ることが出来ました。 まず始めに目にとまったのが、過去10年間のメゾン、レコルタン、協同組合の出荷比率です。<表①>で2003年から2012年の10年間のメゾン、レコルタン、協同組合別の出荷量とそれぞれの割合を見ることが出来ます。 この10年間に日本ではレコルタンへの注目度が徐々に高まってきたので、世界的にも同じような傾向にあり、元詰めを始める生産者も少しずつ増えているのではないかと期待しましたが、出荷本数ベースで見る限りメゾン、レコルタン、協同組合のそれぞれの占める割合は10年間でほとんど変化が見られません。やはり世界中で引き合いの多いシャンパーニュは元詰めをしなくとも、

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フィラディス実験シリーズ第3弾!唐揚げ、エビフライ、ハンバーグ  …やっぱり押さえたい家庭料理とワインのマリアージュ、結果はいかに? (営業 山岸 佳穂里)

マリアージュ

フィラディス実験シリーズ第3弾!唐揚げ、エビフライ、ハンバーグ …やっぱり押さえたい家庭料理とワインのマリアージュ、結果はいかに? (営業 山岸 佳穂里)

こんにちは。主婦歴9年目に突入しました、営業の山岸です。 百貨店のワイン催事などで試飲販売をしている際や、ママ友達から、ワインについて頻繁に質問されることがあります。それが、 「普段の家での食事には、どんなワインを合わせたらいいの?」 「家庭料理のように、お醤油を使ったものに合うワインはありますか?」 「お惣菜の揚げ物には、赤?白?」 といった家庭料理とワインとのマリアージュ。ビールやチューハイに比べると、どうしても「ワインはハードルが高い」と思われてしまうようです。 確かにワインは種類も豊富で難しく感じられてしまいがちですが、食事とのマリアージュのバリエーションの多さは、ワインならではの魅力です。 ワインを更に美味しく、そしてもっとたくさんの人に気軽にワインを楽しんでもらいたい!!…探してみようではありませんか、それぞれの家庭料理におススメのワインを。 と、いうわけで今回は家庭料理とワインのマリアージュ実験を社員全員で実施。料理は 12 種類、ワインは赤白 3 種類ずつ用意しました。(だんだん実験が大掛かりになっている気が…苦笑) マリアージュする際の採点ポイントは、 風味

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スペイン出張報告 ~スペイン最大級のワインフェア“Fenavin”で、リアス・バイシャスの白ワインを探してきました (営業 寺坂 和也)

産地訪問

スペイン出張報告 ~スペイン最大級のワインフェア“Fenavin”で、リアス・バイシャスの白ワインを探してきました (営業 寺坂 和也)

皆さん、こんにちは。スペイン担当の寺坂です。 5月に初めてスペインに行き、2年に1度シウダ・レアルで開催されるスペイン最大規模のワインフェア“Fenavin”でリアス・バイシャスのワインを集中的に試飲してきました。 何故リアス・バイシャスなのか? 今年4月、私同様スペイン担当である戸谷のニュースレターにて、リアス・バイシャスを始め、リベイロ、リベイラ・サクラと、ガリシア地区全体の説明をさせて頂きました。リアス・バイシャスはアルバリーニョを中心とした白ワインを、リベイロはトレイシャドゥーラを中心とした白ワインを、リベイラ・サクラはメンシアを中心とした赤ワインをそれぞれ生産しています。今回の目的はあくまで白ワインなので、リアス・バイシャスとリベイロ中心の試飲となりました。 特にリアス・バイシャスに関しては、ここ 20年で産業としてのワイン生産が発展し、産地全体の品質が向上してきています。フィラディスも優位性の高いスペインの白ワイン産地としてこれまでずっと注目してきました。しかしながら、リアス・バイシャスのワインでいいな、と思うものは、他の産地に比べ価格が高めのものがほとんど、反面、価

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スマートフォンアプリから見るワインとテクノロジーの関係 (システムエンジニア 加藤 清明)

コラム

スマートフォンアプリから見るワインとテクノロジーの関係 (システムエンジニア 加藤 清明)

「偽物ワインの対策のためにITが活用されている」という情報を耳にしたので、興味を持って調べてみたところ、ワインのボトルやラベルにスマートフォンをかざすと、それが本物か偽物かを判定して画面表示してくれるというアプリがあることを知りました。 そこからさらに興味が拡がり、情報収集を進めるにつれて、ワインに関するスマートフォンアプリを数多く調べました。良い機会がもてましたので、そのときに見つけたスマートフォンアプリの中から、興味深かったものをいつくかをご紹介したいと思います。 (1):i-Proof 冒頭で述べた「スマートフォンをかざすと本物か偽物かがわかる」アプリです。とはいえ、すべてのワインについてそれができるのではありません。「プルーフタグ」とよばれる、フランスの ブランド保護企業が開発したシールが貼ってあるワインが対象です。 簡単に説明すると、透明なポリマーの中に無数の泡を自然形成させて、その泡の模様でワインの真偽を証明するものです。「プルーフタグ」のシールにはこの泡模様が描かれていて、これとワイン製造元のマスターデータを照合し、同じ模様ならば本物だということになります。同じ模様

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2012ヴィンテージ ボルドー・プリムール報告 (営業 古川 康子)

産地訪問

2012ヴィンテージ ボルドー・プリムール報告 (営業 古川 康子)

4月の第2週、2012ヴィンテージのボルドー・プリムール試飲会が行われました。 ユニオン・デ・グランクリュ・ド・ボルドー(UGCB)によると、67か国約5,800人の参加があり、昨年より7%増加しました。私自身は昨年参加しなかった為、2年ぶりのプリムールとなりました。そのグレイトヴィンテージであった 2010年よりは14%減少。偉大年にしか興味のないアメリカ人の姿が圧倒的に減ったように感じましたが、その通り全体の 70%がフランス国内からの来場者でした。2009年、2010年の様な活況は無く、シャトーの中にはティスティング会場を以前よりも縮小しているところもあるくらいです。何とも分かりやすい、もうひとつのヴィンテージ風景です。 2012年ヴィンテージ情報 何故ボルドー・プリムールへ行くか?もちろん、その年のシャトーの動向を知り、品質を見極め、買付をするのが第一義ですが、その最も大きな副産物として“ヴィンテージを知る”ということがあります。このたった 1週間の試飲のために、各シャトーは立派なリーフレットを作成しています。そこにはシャトーの説明にとどまらず、 1年間の詳細な気象データ、

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日本の魚とアルザスワイン (営業 池田 賢二)

マリアージュ

日本の魚とアルザスワイン (営業 池田 賢二)

こんにちは、営業の池田です。今回は、フィラディス・マリアージュシリーズ第2弾「日本の魚とアルザスワイン」についてお話をしたいと思います。 唐突ですが、「なぜアルザスワイン?」と思われた方が多いのではないでしょうか? 魚料理=白ワイン、誰もが知っている一般的な組み合わせですが、実際に合わせるその白ワインの品種と言えば、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランといったメジャーな国際品種や、海の幸に恵まれた沿岸エリアで造られる各国の土着品種のワインを選ぶことが多いと思います。元々、ワインと食文化は地産地消で育まれてきたわけですから、マリアージュとして理にかなっていて当然ですね。 しかし今回フィラディスが注目したアルザス地方は、リースリング・ゲヴュルツトラミネール・シルヴァネールなど多種多様な白ワインが特に有名ですが、あまり魚料理というイメージが浮かばない産地です。アルザス地方はフランス最東部、ドイツとの国境に位置する四方を山に囲まれた盆地で、郷土料理と言えばドイツ料理のようなお肉料理中心。とはいえ、アルザスの中心を流れるライン川では川魚がたくさん取れますので、アルザスの食文化に全く魚がないと

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